在宅勤務や副業など、自宅でノートパソコンを使う時間が増え、タッチパッド操作に疲れやストレスを感じていませんか?

外出先であればマウスの持ち運びはつらいので、タッチパッド操作も普通なのですが、「自宅でまでタッチパッド操作もなあ」と思っている方もいるでしょう。

そうなると外付けマウスが気になってくるはずです。本記事ではそんな方に向けて、外付けマウスを使うメリットを解説していきます。

この記事でわかること
  • 外付けマウスを使うメリット・デメリット
  • 外付けマウスの選び方
  • パターンごとのおすすめの外付けマウス

タッチパッドで疲れを感じる原因

タッチパッドの写真

そもそもなぜタッチパッドで操作すると疲れを感じるのは、以下が原因だったりします。

疲れの原因
  • 肩や腕が内側に向くから
    →真ん中にあるタッチパッドを操作するため、自然な体の位置に反して負担がかかる
  • 操作できる範囲が少ないから
    →タッチパッドのサイズが小さく、操作量が多いため
  • 反応が良すぎてストレスになる
    →指で直感的に動かせる分、過敏すぎてズレがある

短時間の作業ならそれほどではないですが、長時間になったり、何日も積み重なっていくと疲れが溜まって作業効率も落ちていくことに。

やましん

特に肩や腕が内側に向くことがキツイですね。巻き方になって猫背になるため、肩こりがひどくなるので。

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外付けマウスを使うことによるメリット

こうしたタッチパッド疲れをなくすために外付けマウスを使うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 肩や腕の負担を抑えられる
  • 細かなカーソル操作がしやすくなる
  • タッチパッドとの併用で作業効率もUP

それぞれ見ていきましょう。

肩や腕の負担を抑えられる

マウスを握っている写真

外付けマウスの設置により、手の位置が自然になるので、肩や腕が内側に向かず負担がかなり軽減されます。これにより、巻き肩や猫背がマシに。

加えて、外付けマウスは手の形に沿ってボタン配置や形状が整っているため、握りやすく操作しやすいのも魅力的。指先にボタンが置いてあり、すぐに押せる状態なのはありがたい。

タッチパッドは手の形に沿ってはいないため、慣れていないと変に腕に力が入って余計に疲れてしまいます。スクロール量も多くなってしまうので、操作性はマウスが上ですね。

細かなカーソル操作がしやすくなる

範囲選択をしている写真

タッチパッドの場合、指で操作できる分ダイレクトに指の震えが伝わってしまいます。これにより、テキストにカーソルを合わせたり、ドラッグ&ドロップが狙った位置にできないなどのストレスも。

外付けマウスの場合、手で握って本体を動かすことでカーソル操作できることから、直感的でありつつも過敏すぎないのが良いところ。

わずかな震えなどは検知しない、いわゆるデッドゾーンが高めなので、細かなカーソル操作がやりやすいですね。

タッチパッドとの併用で作業効率もUP

マウスとタッチパッドを併用している写真

操作性については外付けマウスに軍配があがりますが、ショートカットについてはタッチパッドの方が優秀だったりします。拡大縮小や横スクロール、仮想デスクトップの切り替えが指でできるためですね。

そこで、外付けマウスを使うことで、メインであるカーソル操作や縦スクロールをラクにしつつ、タッチパッドにショートカット操作まかせるといった併用スタイルが可能に。

やましん

外付けマウスを接続しているからといって、タッチパッドが使えなくなるわけではないので、ぜひ併用をおすすめします。

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外付けマウスの使うにあたっての注意点

外付けマウスは使うことで大きなメリットがありますが、使うにあたっての注意があります。

  • スペースを確保する必要がある
  • 左利き向けの方は種類が少ない

すぐに買うのではなく、これら注意点を確認してから導入するかの検討をしましょう。

スペースを確保する必要がある

マウス分のスペースを確保しているデスクの写真

当たり前ですが、外付けマウスを置くためのスペースを確保しなければいけません。ノートパソコン+マウス分のスペースが必要になりますね。

とはいえ、マウス自体そこまで大きなものでないのと、自宅であればスペースは基本的に用意できると思うので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

左利き向けの種類が少ない

右利き向けのマウスMX Master3S

外付けマウスは右利き向けのものが多く、左利きの人にとっては正直選択肢がかなり限られます。右クリックと左クリックなどボタン配置が固定化されているので、ボタン割り当ての変更も難しいのが現実。

また、手の形にフィットするエルゴノミクスマウスに関しては、ほぼ右手専用。上位グレードのマウスなんかはエルゴノミクス製品が多いので、左利きの人はかなりキツイところ。

左右対称のものを選ぶか、右手用に慣れていくかで対策をしていくしかないですね。とはいえ、あるにはあるので探してみるのがおすすめです。

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外付けマウスをおすすめする方・そうでない方

外付けマウスのメリット・デメリットについて解説したところで、具体的にどんな人におすすめできるのか・そうでないかが気になるでしょう。それは以下のとおり。

おすすめできる人
  • 作業で頻繁にカーソル操作を行う方
  • タッチパッド操作にストレスを感じている方
  • デスク上に余裕がある方
おすすめできない人
  • タッチパッドに慣れてしまっている方
  • キーボード操作がメインの方

とにかくタッチパッド操作で疲れやストレスを感じている方は、外付けマウスを使った方がおすすめです。明らかにタッチパッドが合っていないので、すぐに買っちゃいましょう。

反対にタッチパッド操作に慣れている人はおすすめしません。ショートカットやちょっとした操作はマウスより優秀な側面があるため、かえって効率を下げてしまうからですね。

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外付けマウスの選び方

ここまでで外付けマウスを使うと決めた方もいると思いますが、種類が多いためにどのように選べば良いのかわからないところです。

そこで、外付けマウスの選び方を3つの観点から紹介します。

選び方
  • 有線かワイヤレスか
  • マウスかトラックボールか
  • シンプルか機能性か

有線かワイヤレスか

外付けマウスにはケーブル付きである有線か、BluetoothやUSBレシーバーで接続するワイヤレスがあります。

有線ワイヤレス
接続方式USBケーブルBluetooth
USBレシーバー
電源ケーブル経由乾電池
バッテリー
設定基本不要Bluetoothの場合は
接続設定が必要
反応速度作業程度であれば違いはなし
価格違いはなし

これら2つのどちらかを選ぶかが迷いどころですが、自宅でのノートパソコン作業にはワイヤレスマウスを選ぶのが良いでしょう。

有線だとケーブルが操作の邪魔になってしまうのと、USBポートの位置によってはケーブルの長さが足りないなど使い勝手がワイヤレスマウスよりも悪いからですね。

ワイヤレスマウスだからといって接続が安定しなかったり、設定がめんどくさかったりといったことはないので、基本はワイヤレスを選ぶのが良いですね。

マウスかトラックボールか

本体を動かして操作するマウスタイプと、指でボールを動かして操作するトラックボールマウスタイプの2種類が存在します。

マウスタイプトラックボールタイプ
操作方法本体を動かして操作指でボールを動かして操作
必要スペースマウス本体+マウスを動かす範囲マウス本体のみ
電源違いはなし
操作難易度低め高め
メンテナンス不要(あっても表面を拭く程度)ボールの清掃が必要
価格安い〜高いモデルまであり比較的高め

どちらが良いかについてですが、これから外付けマウスを使っていく場合にはマウスタイプを選ぶのが良いです。

トラックボールの場合、指で操作することからタッチパッドと同じストレスを感じるのと、単純に操作難易度が高いからですね。慣れるまでに少し時間がかかります。

やましん

トラックボールマウスは慣れれば疲れにくく快適に操作できるのですが、慣れが必要なものなので、「使ってみたい!」と思わないかぎりはやめておきましょう

シンプルか機能性か

高機能とシンプルなマウスの写真

外付けマウスにも複数ボタンや横スクロールなど高機能なものもあれば、左右クリックとスクロールボタンのシンプルなものもあります。

これから外付けマウスを使おうと考えている場合は、シンプルなマウスがおすすめです。機能性が多いと使いこなせないからですね。

たしかに機能性の高いマウスにはショートカットを複数割り当てたり、片手のみで横スクロールできたりと便利です。しかし、何も考えずに買うと自分の作業内容的に必要がなく、腐らせてしまうことも。

まずはシンプルなマウスを使い、よく使うショートカットがたくさんあったり、横スクロールを頻繁に使うなといった感じに、必要と感じたら高機能なマウスを使うようにしましょう。

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おすすめの外付けマウス

紹介したマウスの選び方を踏まえて、おすすめの外付けマウスをパターンごとに紹介します。

とりあえず外付けマウスが欲しい方

「とりあえず外付けマウスを使ってみたい!」という方はHPの「ワイヤレスマウス(19U64AA#UUF)」がおすすめです。

ワイヤレスマウス(19U64AA#UUF)

価格的に安く、手の形にフィットするエルゴノミクスに沿ったデザインなので握りやすいのが良いところ。さらにクリックボタンが静音設計なので、カチカチ音が鳴らず静かに作業できるのもポイントです。

機能面は左右ボタンとスクロールボタンのシンプルなものですが、初めての外付けマウスとしては十分ですね。

機能性重視で作業効率も上げたい方

「ショートカットをマウスに割り当てたい」「1クリックでショートカットを実行したい」という機能性を求める場合には「エレコム XGM10DBBK/EC」がおすすめ。

エレコム M-XGM10DBBK
引用:エレコム「M-XGM10DBBK」商品ページ

安いながらも左右ボタンだけでなく本体側面に進む・戻るボタンが搭載されており、かつソフトによってショートカット割り当てができるからですね。

また、さらにショートカットを割り当てたり、横スクロールが欲しいといった欲張りさんには「MX Master3S」を選ぶのが良いでしょう。

MX Master3S

複数ボタン・ジェスチャー機能による直感的なショートカット実行・横スクロール・磁気による高速スクロールなど諸々の機能があるためですね。

価格はそれなりにしますが、マウスに妥協したくない場合は「MX Master3S」を選んでおけば後悔しません。

どれにも該当しない方

紹介したものの中にピンとくるものがなかったり、他のマウスも見てみたいという方もいると思います。本当にたくさんの種類がありますからね。

以下のボタンからAmazonに掲載されているマウスを確認できるので、一度自分で探してみるのが良いでしょう。

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外付けマウスに関するFAQ

外付けマウスとタッチパッドはどちらが効率良いですか?

正直人によります。タッチパッドに慣れていたり、ショートカットを使いこなしている場合はタッチパッドの方が効率は上

反対に、タッチパッドのショートカットをそこまで使っていなかったり、操作自体に疲れやストレスを感じているならばマウスの方が効率良いですね

外付けマウス使用時はタッチパッドを無効にできますか?

できます。GoogleやYahooで「タッチパッド 無効」と検索すると出てくるので、自分のデバイスに合わせて設定しましょう。MacとWindowsでも設定方法が違いますので。

どんなマウスが自分に合うのかがイメージできません

一度家電量販店であったり、PCショップ(ツクモやドスパラなど)で実機を確認するのがおすすめです。合う合わないが大きな部類なので、実際に触ってみるのが確実です。

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さいごに:外付けマウスで作業の疲れを減らそう

「自宅でのノートパソコン作業でまでタッチパッドを使いたくない」「タッチパッド操作だと疲れがすごい」という方は、ぜひ外付けマウスを使いましょう。

外付けマウスに変えたからといって劇的に改善するわけではありませんが、タッチパッド操作による小さな疲れの蓄積が抑えられるので、作業後の肩こりや腕とかの疲れ具合はラクになると思います。

とりあえず安い外付けマウスを買っておけば、もし合わなくても「まあいいか」程度で済むので、一度外付けマウスを試してみてはいかがでしょうか。

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